仏壇・仏具・位牌・仏像

仏壇

【仏壇とは】

現代の日本では、仏壇は信仰の中心になる本尊を祀る場所「家族の小さなお寺」「本業、内陣を表した・・・」としてご先祖様や故人を供養する神聖な場所という役割、心の落ち着かせ日々の感謝、報告をする場所とも言われております。

【種類】

仏壇の種類は大きく分けて、
漆・金箔などで仕上げる「金仏壇」
材料によって個性や美しい木目を生かした「唐木仏壇」。
デザイン性があり、リビングにも合わせやすく、オシャレな「モダン仏壇」(家具調仏壇)
また、昨今では、ミニ仏壇、ステージ型仏壇と続々とご用意が増えております。

伝統型仏壇
(台付)

モダン仏壇
(台付)

モダン仏壇
(台付)

モダン仏壇
(上置型)

モダン仏壇
(上置型)

モダン仏壇
(上置型)

【場所】

仏壇の置き場所は、統一された決まりなどはありませんが、神棚や床間の向かい側、北向き、直射日光に当たる場所に置くのは避けましょう。ご先祖様や故人を敬い、心の落ち着ける場所にしましょう。

仏具

仏壇へのお参りの時にご使用いただく仏具。昨今はセットでのご用意が主流と言われておりますが、
「三具足」「湯飲み」「仏器」「りん」とご紹介致します。

【三具足】

①花立

お花(仏花)をお供えするのに使用する仏具。故人が好きだったお花や季節を選んでお供えください。丈があるので仏壇内の下段、膳引きに置くことが多いようです。

三具足のみの場合、花立は左側に置きます。

②香炉

お香を焚いてお供えするのに使用する仏具。香には浄化の意味もあるので、焼香した人自身も清めるといいます。灰を入れお線香を立てる香炉もあれば、お線香を寝かせて使用する線香皿もございます。

三具足のみの場合、香炉は中央に置きます。

③火立

ローソクを立てるために使用する仏具。お供えをしたローソクの火は灯明とも呼ばれ、闇を照らし、仏様が導いてくれると言われております。火立よりも長いローソクはぐらつきの原因となるので、昨今は短めのローソクを使用する方が増えております。三具足のみの場合、火立は右側に置きます。

※三具足とは、花立、香炉、火立の総称でお仏壇でのお参りには欠かせない仏具です。花立、火立を対で供える場合は五具足と総称いたします。

【湯呑】

仏様ののどの渇きを潤すために使用する仏具です。水や白湯などを入れお供えします。本尊様のまえにお供えしたり、中段に仏器と合わせてお供えすることもあります。

【仏器】

炊いたご飯を仏様にお供えするための仏具。宗派によって盛り方に違いのある場合がございます。器の足が高くなっているのは敬いの心の表れといわれております。本尊様の前にお供えしたり、中段に湯呑と合わせてお供えすることもあります。

【りん】

手を合わせる時やお経の始め・終わりに鳴らす仏具。鈴や輪、鐘、鏧(ろう)とも呼ばれ、唯一、音を鳴らす仏具ですので、音色やデザインにこだわる方が多いようです。りんの音色は、荘厳な雰囲気をつくり、邪気を払い、お参りする人の心を鎮める意味があるといわれています。

一般的には仏壇の膳引きや机の上で使用されます。りん台ごと床に置くのが正式な形です。

位牌

【位牌とは】

故人の戒名(法名・法号)と没年月日、俗名、行年(享年)の記された木製の札です。位牌は、故人の魂を祀り、故人を供養するためのものです。
一般的には、自宅の仏壇、お寺の位牌壇へと安置します。

当店でご案内しておりますのは、白木の位牌(仮の位牌)ではなく、正式な位牌(本位牌)を取り扱いしております。

【種類】

≪塗位牌≫

熟練した職人が、「彫刻」「漆塗」「金箔 金粉」押しを、ひとつひとつ心を込めてつくりあげる上質な位牌です。「上塗」ともなれば、丹念に施される多数の手作業工程を経て、鏡面のような美しい光沢をたたえるまでに仕上げられます。最高級の「呂落ち着いた光沢感と独特の深み、最高級の漆黒がございます。札板に最上質の本漆を丁寧に何度も刷毛塗りし、最高級の金粉を使用して面紛仕上げとなる位牌です。

≪唐木位牌≫

古くより伝わり珍重されてきた、希少かつ貴重な木材を用いた唐木位牌は、極めて重厚で、優れた耐久性は不変的であり、木目の美しさ、高貴な色め、独特の佇まいが最高銘木位牌の証です。

≪蒔絵位牌≫

蒔絵は、職人が純金粉、プラチナ粉、光彩粉を用いり、丹精を込め仕上げます。手書きの個性が生き、和の華やかさを持つ美しい蒔絵位牌となります。

≪モダン位牌≫

シンプルでありながら、さりげない木目の美しさのある位牌。塗りの魅力を深みのある色で表す美しさのある位牌。これまでになかった曲線を表現し、美しいフォルムにこだわったデザイン性のある位牌。これらがなり得るこれからの『スタンダード』

仏像
お仏壇には、白木、金箔、彩色が施された仏像や掛軸(仏画)の仏像が祀られます。
宗派によって異なるため、本尊、脇侍を理解して祀ることが大切です。
元々は、仏教を開いた釈迦(ブッダ)の姿を表現した像を呼んでいました。後に、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩など様々な仏、仏教神、宗派の開祖などの仏像ができました
。最終的に仏像は、『悟りを開いた人の像』あらゆる信仰の対象を象った像という広い定義になりました。

【本尊】
お仏壇の中央に位置する須弥壇に安置する最も大切な仏像です。
宗派によって仏像は異なり、木や鋳造の仏像や掛軸で安置されます。
ご購入された仏像は、菩提寺で『開眼供養』を施して頂いた後に、お仏壇に祀ります。
本尊、脇侍と合わせて祀る方が多いようです。

【脇侍】
本尊の左右にご安置する、祖師像などの仏像。本尊とともに仏教を伝え、本尊を支える役割があるとされています。脇侍も宗派によって異なります。
たとえば真言宗智山派は、本尊が大日如来、脇侍は弘法大師、興教大師になります。

以下が宗派別 本尊・脇侍です。

【場所】

仏壇の置き場所は、統一された決まりなどはありませんが、神棚や床間の向かい側、北向き、直射日光に当たる場所に置くのは避けましょう。ご先祖様や故人を敬い、心の落ち着ける場所にしましょう。